RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

10月23日(火)ビルドアップ10マイル

昨日の治療で右中臀筋の痛みは消えた。鍼の即効性はありがたい。

おとといの疲れを持ったままどれだけ走れるか。低血糖を防ぐために、夕方5時ごろにあらかじめシリアルを補給しておいた。7時すぎには結構な雨が降ってきたが、モンチュラのレインアノラックとcwxロングタイツを履き、予定どおり10マイルを目標にスタート。

走り出しはやはり脚が若干重い。入りの1kmは6分1秒の140bpm。2kmから5分20秒台の一定ペースを意識して走る。調子はあまりよいとはいえない。6kmくらいからペースを緩めたくなる甘えたじぶんが顔を出す。真面目なじぶんが怠け者を無視してペースを維持することに集中する。心拍も呼吸も苦しく、ふたつの気持ちが一進一退の攻防をしているといった感じ。雨は時折強くなり、足元の水たまりが増えていく。

止めようとする悪魔の囁きを抑えこみながらペースを維持して我慢して走る。そして折返しの8kmに入ると、ほんのわずかだが呼吸が楽になる。

9kmからは心拍数が徐々に上がり始める。呼吸は一定のリズムを維持することを意識して、ペースが急激に上がらないように注意した。少しずつ呼吸が楽になるのにあわせて慎重に少しずつペースを上げる。しかし心拍数はずっと高いまま維持しているため、周回ごとにもう止めたいじぶんと、それを打ち消すじぶんが葛藤する。11kmを過ぎると残り5kmという思いで、ペースを少しずつ上げようと試みる。それでも12km目は一気に5分24秒から5分8秒まで縮む。脚の疲労は思ったよりも重くなっていかない。

残り4km。こうなったら1kmのラップを徐々にビルドアップすることに目標をシフトする。13km5分3秒、14km4分58秒、15km4分51秒と順調にネガティブスプリットを刻み、ラスト1kmはギアを上げて4分42秒でフィニッシュ。

最後まで高い心拍数を維持したまま昔のように長く走り切ることができた。ペースは1kmあたり1分以上感覚的に遅いが、これがいまの精一杯の速度であり、達成感はじゅうぶんある。

まだまだ鍛えれば身体は応えてくれることがわかった。気持ちを強く持って、キツイ練習を積めばUTMB®もなんとかなると確信した。

1kmジョグして帰宅。風呂に入り、晩飯はまたもや家人による好物づくし。ありがたいことです。

過去30日307.2km 過去7日82.7km。

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