RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

UTMF2022参戦記  テールエンダーから見たUTMF #3 スタート

レースデイ。
6時前に起床。6時半から朝食にレストランへ。選手よりも普通に仕事の人が多い。特に建設業の方が目立つ。ビュッフェメニューが意外と充実している。サラダをたっぷりとれるのがうれしい。あと玉子焼き、ウインナー、納豆、味噌汁、白米、牛乳、コーヒーで腹を満たす。
コーヒーを持って部屋に戻りチェックアウトの11時まで休憩。
COROSのデータによると、「疲れる状態」は、「32 完全にリカバリー」。「ベースフィットネス 71」「短期負荷 48」「最近の減量により、体はよく回復し、運動能力の発揮につながります」という評価。ちなみにレース6日後は、「67 大きい」。「ベースフィットネス 69」「短期負荷 143」「最近の負荷は高いです。オーバートレーニングになる可能性があります。ご注意ください」と出た。なかなか回復に時間がかかるようだ。

ホテルをチェックアウトして、ホテルの駐車場から11時15分発の専用バスに乗る。
時間調整のためか市役所前でバスを降ろされる。仕方なくマクドダブルチーズバーガーとカフェラテでランチ。1時にふたたびバスに乗って、スタート地点の『富士山こどもの国』まで。
朝から汗ばむほどの陽気で気持ちの良い晴天。バスのなかでうとうとするが、一時間足らずで到着。もうちょっと寝ていたい。

久しぶりのこどもの国は、前回2019年は雨だったため、なんだか印象が違ってのどかな雰囲気にあふれていた。

1時間後ろ倒しになって午後3時半となった第一ウエーブのスタートまでもまだたっぷり時間がある。ウエーブは15分ごとに出発し、第3ウエーブの僕は午後4時スタート。ゆっくりと用意をして荷物とドロップバッグを預ける。スタートエリアに入る際に最後の検温があった。

この場所は、雨が降ると雨を遮る場所が少なくかなりストレスとなるが、好天になればピクニック気分でスタートを待てる。
芝生の上で寝転ぶ人、仲間と談笑する人、記念撮影する人、誰もが自然と笑顔になる。
今年は3年ぶりということもあって、心から待っていたこの日がついにやってきた喜びが、青空の下におだやかにひろがっていた。それだけでも、祝祭気分を盛り上げてくれる。
僕自身もがけっぷちの身を忘れて、おだやかな気分でスタートを待つことができた。

第一ウエーブのスタート時刻が近づいてきた。
鏑木氏による開会宣言、六花氏によるUTMFテーマ音楽演奏などでランナーたちの高揚感が高まっていく。定刻、六花氏の熱い思いあふれるMCによって、ついにUTMF2022がスタートした。

第一ウエーブから30分後、僕のいる第三ウエーブもスタート。天気は最高に良いし、沿道からの声援も心地よい。僕自身はあまり高揚感もなく、良く言えばふだん通りにリラックスしてゆっくりと走り出した。

最初のエイド富士宮まではほぼ平坦な21.5km。僕の目標平均ペースは、キロ8:30。ずいぶん汗をかきそうだし、水分補給だけは気をつけて行こう。