RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

2364km、320時間32分の走行。2020年総括。

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晦日。六甲山はじめ阪神間の山々が初冠雪。昨年はいちども雪が積もらなかったので、今年は冬らしい冬が帰ってきた感じ。

2020年も今日で走り納め。

総走行距離2364km

総走行時間320時間32分

一年のうち13日間をランニングに費やしていたわけだ。たった13日に過ぎない。121日寝て、244日起きているうちの13日。特に僕は移動時間というものが一般的な人よりも断然少ない。通勤時間は0秒だし、営業に行ったり、納品に行ったりもない。打ち合わせや研修講師などの出張があるが、それもコロナで打ち合わせのほとんどすべてがリモートになった。研修はキャンセルになった。

そうして浮いた時間は何に使ったのだろう。原稿を書くという仕事が今年はやや大きく増えた。研修のための情報整理や読書や思索の時間がやや増えた。サウナで過ごす時間も増えた。これは休日。家事をする時間も増えた。掃除洗濯料理。

加齢臭を放出するのがイヤだし、毎日走ったウエアが出るので洗濯はほぼ毎日する。

特に料理は例年よりもよくした。日常的なメニューに加えて、パンチェッタやロースハム、リモンチェッロ・・・。主治医から赤身肉を食べることを指導されているので、ステーキもよく焼く(昨晩も、もも肉とT Boneを焼いた)が、フライパンで1センチ以上の厚みのある肉を焼くのはなかなか難しい。赤ワイン煮込みは何度かつくってあきらめた。まったく思い描いたようにできない。スープをとって煮立ててつくるリゾットも、米をアルデンテに仕上げるのが難しい。もしこの先、走れなくなったら、料理をきちんと習いたい。若い頃、アルバイト先のホテルの料理人に「ウデがいい」と褒められたので、筋は悪くないと思うのだが・・・。

さて、ランニングはと言えば。

スタートから2月の善通寺まではよかった。調子よく負荷が上がっていき、3月13日に左、4月5日に右と立て続けにふくらはぎを損傷。夏場は回復したが、また夏の終わりに損傷。最後は9月23日に同じ箇所。すべて軽症の肉離れ。N先生によると「肉離れの完全治癒は3か月」らしく、ほぼそのセオリー通り3か月で不安なく走れるようになった。ただし右脚はしこりを残したままとなったが、これもセオリー通りらしい。そんなわけで、年末になってようやく負荷を上げられるまでになった。

2021年はUTMFの出場が決まっている。もう故障はできない。年齢とともに、自覚しているよりもどんどん高負荷に耐えられない身体になってきている。そんな身体に毎日調子を聴きながら、慎重に練習していかねばならない。若い頃まったくと言っていいほどしなかったストレッチも最近は真面目にしている。その成果が出て、胸郭が開くようになって、フォームが改善できたのは2020年の収穫だった。この新フォームで、リタイア王の汚名を返上できるか。じぶん自身に期待感はもてる2021年である。