RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

1月15日(火)メンテナンスデイ。

 朝起きると鼻と喉の調子がおかしい。黄洟が鼻腔の奥にたまり痰が喉にからむ。幸い痛みは無い。

 朝いちはどんど焼きの役目があり、医者には行けない。

 中庭で正月飾りや書き初めを火の中に焚べ、歳神さんを火の粉とともに天に送る。神様が帰っていくよ。来年もまた来てね。と空に向かって僕が手を振ると、集まってきた数名の子どもたちも自然と真似る。焚き火は毎日しているが、どんど焼きがいつもの焚き火ではないことくらい、子どもたちは一瞬で理解する。年長たちはいつもと異なる薪の組み方に気づいた者もいた。その気づきが素晴らしい。

 どんど焼きを終えて行きつけの耳鼻咽喉科に電話する。予想通り1時間半待ちだ。昼からは平成31年度の新配置を各部門ごとに発表するという重大な任務があるため、診察を受ける時間はない。以前処方してもらった薬だけもらえないかと尋ねると「抗生物質以外なら」とのこと。急いで薬を取りに行く。なんとか最低限の対策はとれた。帰ってコーヒー豆を焼く。時間切れで2バッチのみ。

 そして配置発表。来年度は産休者が2名あり、異動が多くある。そのため新卒を例年より多く採用し、全員が担任を持つ布陣とした。わりと粒ぞろいの新人なので、全員同じポジションでスタートさせたほうがいいという判断だ。発表を待つようちえんチームのメンバーたちからは不安が感じられる。しかし、僕には不安はないと言い切った。これまでもこうした年はあった。いまでは仕事をわかったベテランと中堅がバックアップでいるため、彼女らがしっかりとサポートしてくれると信じている。相変わらず克服できない弱みはあるけれど、それを抱えつつ、持ち前のチーム力を発揮して「楽しんでほしい」と話した。新配置は概ね受け入れられたようだった。

 夜はレース前最後のメンテナンスににしおかへ。不安要素は、原因不明の痛みのある左踵とずっとコリのある右中臀筋。それに2日前から左膝の関節にも違和感が加わった。ひと月前に傷めた右ハムストリングスの痛みは鳴りを潜めたのは幸いだ。全身をくまなくマッサージしてもらい、あとは休息あるのみ。帰宅後家人はまだ明日のケーキを焼いており、僕も豆を2バッチ焼く。これで木曜のカフェの準備もオーケー。若干熱っぽくもなってきたのが気がかりである。12時前に就寝。