RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

1月16日(水)どんどん悪化。

 起床後の鼻腔の状態は最悪。鼻をかむと固体に近い黃洟が出る。

 誕生会のカメラマンをして、全国教研担当者会議のために京都へ。日中の会議はパスさせてもらい、夜の会からの参加。現組織を立ち上げ長年トップを務めてこられたTGさんとASさんの感謝の会だが、ASさんは残念ながら緊急欠席。

 誕生会後、熱はないが身体がだるく若干の頭痛がある。電車で京都に向かうあいだに体調がどんどん悪化していくのがわかる。四条で降り、会場のある祇園までうなだれるように歩く。なんとか会場へは元気な姿で入らなければ。なにしろ会のアトラクションのうちの大事なパートを丸投げされている。四条の地下道を歩きながら内容を考える。考えることはできるみたいで、頭のなかにアイデアをめぐらせる。河原町あたりでベンチをみつけ、思わず座り込んでアイデアiPhoneにメモ。そこそこ納得いく組み立てができた。これでまあ、会は盛り上がるだろう。

 会場到着。頭のなかに霞がかかったような状態で、表情もふだんと違うように見えたのかもしれない。仲間からは「大役を丸投げしてごめんなさい」と気遣われる。そうか、緊張している面持ちに見えたのかもしれない。このときは熱もあったと思うが、じぶんの出番が来て一気にやり通す。たくさん笑っていただき、なんとか役目は果たせてほっとする。

 午後9時すぎに宴がはねて皆は二次会へ。僕は、明後日からレースのため失礼しますと告げ、しんどさのあまりに助けを求めるように目についたタクシーに乗り込む。ホテルにチェックインし、すぐさまバスタブに湯をため身体を温め、ベッドに倒れ込み睡眠を貪った。