RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

3月22日(金)平成最後の打ち上げ、イチロー引退、数年ぶりのカラオケ

 朝いちYチームのふりかえり。年度初めに立てた自分の目標に「どのように取り組んだか」を自己評価する。一年目から理事長まで完全にフラットな条件でのふりかえりだ。どんな自己評価を発表しても、他人からは非評価に受け入れられる。たとえ、その自己評価が「じぶんに甘すぎる」と他人から見えたとしても。評価方法としては、ずいぶん甘いと思う。しかし、この業界で、そこまで厳しい他者評価を下して良い結果が得られるとは思わない。あくまでも僕の経験上の話だ。

 ふりかえりの最後に話したのは、いつものように「われわれはこの業界において他者が追随できないほどの非常に質の高い仕事をしている」それは根拠のある事実であるということ。

 午後は昨日小学校を卒業した卒園児6年生を迎えてHome Coming Festivalだ。6年前の卒園式で保護者だけに観せたスライドショーを6年後に園に帰ってきたかつての卒園児である者とその保護者だけが観ることができる。この学年は人数も多くキャラクターも濃く、非常にノリがいい。上映中は大賑わいだった。

 スライドショーを終えて僕からの小学校卒業祝のスピーチ。昨夜のイチローが、僕がいつも言っていることを「彼の言葉で」代弁してくれていたのでそれを引用した。

以下引用部分。

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少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく

 

 でも、それが正解とは限らないわけですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど。でも、そうやって遠回りをすることでしか本当の自分に出会えない

 

いろんなことにトライして。自分に向くか向かないかよりも、自分の好きなものを見つけてほしい

 

成功すると思うからやってみたい。それができないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむ

 

つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のこと、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく、そのことはすごく人として重要なこと

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  夕方からリーダーMTG。

 冒頭この一年間のリーダーたちの労をねぎらう。今年も信じられないことがチームを揺るがしたが、いまとなって見ればそれも大したことではない。まあそんなもの。
 いつものように1ヶ月に起きた主な出来事をふりかえり、今後のあり方を見直す。今年から、このひと月に犯した失敗に向き合って善後策を見出すしくみを作った。失敗を起点にとことん話し合う。それが、実質的に園を動かすエンジンであるリーダーを鍛えてい。僕にとっては、園の質を担保する最も実践的で重要な仕事だ。
 こういう作業に、とことん時間を割き、問題に向き合う力を持ったチームこそ、良い仕事が成せると僕は信じているし、いまのところ、それはねらい通りに機能している。このMTGはまるで、リーダーシップの「虎の穴」だ。この業界で、こんなに厳しく仕事に向き合っているチームを、僕は他に知らない。

 実り多いリーダーMTGを終えて、平成最後の年度末打ち上げ。
 ことしは初めて近所のオオバコの焼き鶏屋にした。何しろ参加者は50人をくだらないので、できる店が限られてくるのだ。フリーの席順。僕が先に座ったテーブルには、唯一の男性保育者Nと、唯一の新人保育者のM、2年目のAが後からやってきた。Aはやっと僕の隣にじぶんから来られるようになったようで、大変よかった。できるヤツなので頑張ってほしい。Aはじぶんから話せないにも関わらず、このテーブルにやってくるのは偉い。芯はしっかりしているのだ。

 一次会が跳ねて、二次会は6年ぶりくらいのカラオケ。今年で辞めるSも来て、家が近い連中で午前2時すぎまで盛り上がった。こんなに夜更かししたのはレース以外では久しぶり。別れ際に娘のように愛していたSとハグ。よい一日だった。