RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

12月27日(木)娘帰宅。様子見ランのちadhoc

   今日は夏以来、高2娘が自宅に帰ってくる。家人は行事や懇談会で月いちくらいで会いに行っているが、僕はUTMB®︎に一緒に行ってからはまったく会っていないので、ほんとうに久しぶりだ。夜は久しぶりにadhocを家人が予約してくれている。この店のシェフが在園児の父だと知ったのは、この秋のことだ。それを知ってからは初めて訪問することになる。家人に、お店に行ったらあいさつしようと予告。

 ハムストリングスの怪我は、2日前の治療が奏功して痛みがほぼ消えたように思える。しかし過信は禁物だ。いくつかの重要なミーティングを終えてadhocに行く前に様子見ランに記念公園周回へ。風が強く体感は氷点下に近い。しかし調子はよい。ハムストリングスのバクダンも暴発する気配はない。調子に乗ることなく、6kmで終える。感覚はかなりよい。このまま回復してくれたらいいのだが。

 そして3人でいよいよadhocへ。店に入るとすぐにフロアスタッフが迎えてくれてコートを預ける。この最初のコンタクトから、質が高い店であることがわかる。オープンキッチンの前を通りテーブルへと誘われる。とそのとき、キッチンにいるシェフが僕らに気づいてくれて感動のご対面。「いつもお世話になります」「今日はよろしくお願いします」と互いにあいさつをかわしあう。

 この店は、料理はもちろん工夫と挑戦に満ちていて最高だが、店内の設えから器のこだわりなど、細部にまで気遣いが行き届いていて、じぶんの感性にあっている。フロアスタッフも個性的でユニーク。僕にとって、関西フレンチの最高峰である。食後にシェフと記念撮影して家族3人大満足のディナーとなった。かのフレンチの巨匠アラン・デュカスさんが美味いと唸った、そのスピリットをこんなに親密に体験できることに感謝。この仕事に全身全霊をかけていると、しばしばこういう良い目に遭うのは、じぶんへのご褒美だと思ってありがたく享受しよう。

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12月26日(水)一日新人研修。

 その研修は、いつの間にか『カニ研修』と呼ばれるようになった。その理由は、朝から夜までびっちり研修をした後に、わが家でカニをたらふく食べてお開きとするからだ。

 今年の新人は、新卒のようちえん担任と管理栄養士、元小学校教諭の秘書、ヴェテランのうさぎTime担当とナーサリー担任、キャプテンの妹である総務&親子ひろば担当とヴァラエティに富んでいる。プログラムは、春研修のおさらいから入り『わたしが知っていること知らないこと』をじっくり午前中。昼ご飯はお好み焼き。午後は『企画入門』と、ようちえんとナーサリーの入園募集説明会のプレゼンを解説した。今日の目的である『わがチームがたいせつにしていることを深く知る』は、十分参加者に浸透したと、一日のふりかえりを聴いてうなづけた。

 夜はカニパーティ。僕はいつものように、出刃包丁でひたすらカニの脚を分解し火鉢で焼き続ける。シャンパンと白ワインを2本。カニはほとんど食べないが、カニが焼ける匂いをかぎ続けていると、やっぱり赤ワインを飲みたいとは思わないなあ、と発見があった。

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12月25日(火)メンテナンスデイ。会議が三つと初市長要望。

 中間監査の一日。朝から冬期研ふりかえり資料MTG、指導要録改良MTG、ナーサリー2学期ふりかえりMTGからの人生初の市長要望のため市役所へ。ランチはひさしぶりに讃岐うどんを会計士さんたちと。

 市長要望に市長は出てこなかった。まあ市長が出てきても、まともに応答ができる案件ではないだろう。あるいは僕を避けたか。
 会議の最初は副会長が話す要望を黙って聴き、それに応答する副市長の話を傾聴していた。しかし同席した市議が指摘した市主催の就職フェアの中身を知り、黙っていられなくなり思いきりダメ出しをする。あなたたちがしていることは逆効果であるとはっきり進言した。副市長がその瞬間怯んだのを僕は見逃さなかった。ボディブローが確かに効いた。「カネが無い」を連呼し、そのせいで「したい支援」ができない理由とする彼らの紋切り型の答弁に、ICTは四分の一負担だし採択する法人も少ないからそれほど支出はないことを告げる。最後の止めには、市長へメールしたカネのかからない市民のための施策に対して返事を待っていると釘を刺した。

 夜はにしおかでメンテナンス。右ハムストリングスと左かかと、右臀部の治療に、初めてショックウェーブという治療器を使う。大谷翔平選手や大迫傑選手も使っているらしい。治療時は痛点を打刻される痛みを伴う、これまで経験したことがない感覚を覚える。ハムストリングスは鍼も受ける。これでほぼほぼ痛みが消えてくれればいいのだが。

www.sakaimed.co.jp

 

12月24日(月)振替休日のクリスマスイブ、様子見ハイキング。

 子どもが家にいない夫婦ふたりだと、クリスマスはもう行事にさえもならない。
 娘が明確に、どこから見ても疑いなく子どもの頃は、毎年クリスマスはキャンプの日であった。凍えるような海辺のキャンプサイトで、防寒着をしこたま着込んでもなお寒い夜、3人で焚き火を囲むのがわが家のクリスマスの過ごし方であった。
 ある年は、明るいうちにテントサイトでクリスマスケーキを作って、夜はさざ波の音を聴きながら露天風呂に家族で入った。それはそれは、ほんとうに特別な一夜だった。
 そんな彼女もいまは17歳となり、イブはオリンピックとは何かを学ぶキャンプ(昔とはずいぶんちがうキャンプ)に外国の人たちと参加し学びを深めているらしい。ほんとうにわが娘ながら、子どもの頃から実に多様な体験をしているとつくづく感心する。

 で、そんな娘の父母であるわれわれのイブは、最近『折々の言葉』に引用された著書のあるシェフが営む店のディナーを家人が予約しており、それまでは各自フリータイムだ。

 僕は午前中に諸事を済ませた後、ハムストリングスの調子を診るために、宝塚からの東六甲縦走路で様子見のハイキングに決める。急坂の登りはまったく問題ない。下りも気をつければ大丈夫。問題は平地の着地から蹴り出しの瞬間的な切り替え時に起こることがわかった。昨日の痛みはほぼ感じなくなっているため、上り下りは少し走り、平坦な部分(ほとんどないが)は慎重に走った。途中下りたことのない谷を下る。踏み跡はところどころ無いがマーカーはよく探せばあるので、気をつければ行ける。今まで走っていたら気づかなかった社をみつけることもでき、ハイキングならではのメリットもあった。

 帰宅後風呂に入って体を温めてディナーへ。大変良心的な値段でおいしく食事をいただく。しかし店のお客さんは若者ばかり。しかもほとんどのテーブルがノンアルコールである。フランス料理店であるにもかかわらず、ワインを供することがないのは店にとってどうなんだろうと、ふと思う。食事を終えて、最後に家人が持参した著書にシェフから直々にサインをいただき3人で記念撮影をして店を出た。外は大変寒くなっていた。今年のイブは、夫婦2人のよい夜だった。もちろん、娘もグローバルな仲間たちと素敵な夜を過ごしているのだと思う。感謝。

12月23日(日)『きまぐれ市 Vol.2』痛みが再び。ノーラン4日目。

 昨日少し走って出た張りが、今日は痛みに移行していた。違和感がなくなっても、まだ走るには早かったということだ。難しいな。

 今日はスタッフが企画運営する『きまぐれ市』。小物づくりのワークショップや販売を園内でするイベント。僕は「おいしいコーヒーの淹れ方講座」でハンドドリップのワークショップを開催。その後は久しぶりにカウンターに入ってバリスタしごと。思ったよりドリンクが出なかったので、やや物足りなかった。
 カウンターに立っている間もずっとハムストリングスの痛みが気になる。立ったまま前屈すると筋の突っ張りと痛みが起きる。

 夕方から夜にかけては、スタッフの友人の移動酒場を初めて中庭に入れて、焚き火を囲んでまったりすごす。普通はこういう場合、こちらが出店料として場所代をもらうのだが、この移動酒場はふだんは場所を持っている側から出店料を取るらしい。おかしくないか?最近の若者事情はよくわからない。僕はいつもと違い、こうした場でゲストとして飲めるので、それはそれでいいが。
 そんな移動酒場に来てくれていた保護者父から、イチローモルトミズナラを戴く。これまでほとんど話したこともなかった方で、まったく予想していなかった展開で驚いた。園長も昼間に母からプレゼントを戴いていたようだ。ほんとうに、どこで誰がどのように思ってくれているのかわからないものだ。ありがたい。
 しこたま日本酒を飲んでお開きとなり、腹が減ったのでラーメンを買いに行き作って食べる。初『出前一丁カレーラーメン』、コクがあってとてもおいしかった。
 寝る前にせんねん灸を患部に施した。

12月22日(土)4日ぶりの様子見ラン。まだ完治まではかかりそう。

 明日のイベント『きまぐれ市Vol.2』のために午前中に4バッチ。その後、美味しいコーヒーの淹れ方ワークショップの準備。

 午後にSHMWへ、注文していた中綿入り中間着を取りに行く。ハムストリングスの違和感も消えていたのでとりあえず行けるところまで走ろうと線路沿いを西へ。
 2.8kmで違和感が起こり、即ストップ。電車に乗る。芦屋から再びジョグしたが、張りはそれほど気にならず。しかし完治には、まだ少し時間がいるようだ。

 予約したTetonBrosの中間着上下と、ARC'TERYXのWindstopper仕様のランニング用タイツを購入。TetonBrosの中間着は「あったらいいな」と願っていた、薄くコンパクトな薄手の中綿入りジャケット&パンツ。これでバックパックがかさばらず軽くできる。

 帰宅後は、半調理仕様のイカスミパエリアを作り、カヴァとともに家人と食べる。スキレットで炊き、思ったように米がスープを吸わず黒くならなかったが美味しくいただきました。

12月21日(金)ノーラン3日目。カタシモワインのうまさを発見。

 なんとか工面して、スタッフにゴージャスなボーナスを支払い、夜は気分良く忘年会。参加者48名が入れるオオバコとなるとホテルかチェーン店になり、今年はいつものホテルが予約できず初めて『酔虎伝』を使って、ちゃんこ鍋で飲み放題。飲み放題のグラスワインが大阪の『カタシモワイナリー』だった。この手のチェーン店で飲むワインは味も素っ気も無いものが多いのでふだんはワインを飲まないが、大阪地ワインという珍しさから白赤とも試した。白はフレッシュな辛口、赤はもちろん重厚なボディや余韻のあるフィニッシュは望めないが、すっきりとしたベリー系。調べると1.8リットル1800円という日本酒並の値段。素晴らしいコストパフォーマンスである。輸入ワインではこの価格でこの味は不可能。思いもよらぬ発見ができた。たまにはチェーン店にも行くものだと思った。

 ハムストリングスは順調に痛みとしこりは軽くなってきている。あせらず完治させよう。