広島・三本松湯は、地元の昭和湯に比べてはるかに貧相な設備だった。
サウナも露天風呂も電気風呂もないが、それでも地元の人々に愛されている残るべくして残っている銭湯らしい銭湯だった。そして『ひろしま い〜お湯ガイド』と『銭湯は長生き作戦の最前線基地だ!!』が置いてある。昭和湯には、こういった類の宣材は一切ない。土地柄かもしれない。で、番台のおばちゃんに断って、その二種類のパンフレットをいただいてきた。
そこで知ったのは『HSP』という言葉。ヒートテックではなく、ヒートショックプロテインというらしい(画像参照)。
『HSP』は体温が38度になることを目指す。僕は体温が低く(平熱は36度を切る)、おまけに極度の末端冷え性だ。入浴法でそれらが改善するならぜひとも試さなければならない。しかもその効果のひとつに『運動能力アップ』が謳われているではないか。これはもう、励行しない手はまったくない。
それからガイドをよく見ると、広島の銭湯は、路面から入り口が男女に分かれている銭湯は他にもあるようだ。こちらでは普通のことなのかもしれない。世界は広いな。
家人は「最前線基地(さいぜんせんきち)」と僕から聞いて、「さいぜん・せんきち」という人の話だと思ったようだ。やれやれ。