RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

11月12日(月)広島出張一日目。こんな銭湯はじめて見た。

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 さくら563号に乗り広島へ。今月5本ある研修のトップバッターだ。
 はじめてお伺いする団体主催の研修だから、じぶんにしてはずいぶん前から設計図を描いた。研修の募集案内では対象者は「園長以外のリーダー」とあったので、主任がトップでそれよりも下位のリーダー向けの研修だと認識して準備をしていたが、名簿が来ると園長、副園長も多いとわかり、急遽プランを変更した。

 広島駅には何時に着くと事務局に伝えておいたので、もしかすると駅に迎えがあるかと思っていたが迎えはなし。会場兼宿泊所までGoogle Mapのナビで歩く。ホテルには迎えの人がお待ちいただいているかと思ったがそれも無かった。仕方ないので予約していただいているはずの部屋に勝手にチェックインさせてもらう。ほどなく事務局の方に発見していただき「意見交換会」までご案内いただいた。地方に行くとこういった対応もさまざまでおもしろい。
 ちょっとそれはどうかと思う対応もあるが(決して高飛車に言っているのではなく、じぶんだったらそうはしないという対応)、決して「冷遇」しているわけではなく、先方の「やりかたはそうなのだ」と新発見するだけで、気分が悪くなることはもちろんない。少なくともじぶんは、必要だから呼ばれているのだから。

 懇親会というものは、いわゆる社会で生きていくなかで僕が最も苦手とするジャンルのひとつである(ほかにもたくさん苦手はある)。接待するのも接待されるのも非常に居心地が悪く、できることならパスしていたい。今回パスしなかったのは、連盟役員の方々が今年自園に見学に来てくださって、すでに僕を何者かを知っている人々だったからだ。そのときのご縁があり、今回呼んでいただいた。いわば再会を寿ぎあうという気軽さがあったからである。そんなこともあって僕も気軽に出席することができ、実際楽しく歓談させていただくことができた。感謝。
 最後の副理事長さんの話はおもしろかった。自園の誕生日会で子どもたちが、あまりにもじぶんの誕生日だから「あれがほしい、これを買え」ということばかりを話すので「今日は、お母さんがわたしを生んでくれた日」と言いましょうと提言したという。『主語を言い換えれば世界は違って見えてくる』というお考えを披露なさった。つまり「今日は私が生まれた日だから、さあ祝え、家族たちよ」ではないよ、ということ。その言い方に心から共感する。ただしそれは、この歳になったいまだからこそ、なのかもしれないとじぶんを顧みてそう思う。難しいね。

 

 『意見交換会』は、健全に意見を交換しあってお開きになり、二次会もなかったので、Google Mapsで銭湯を検索。徒歩7分の場所に見つけた『三本松湯』に入湯。外からの入り口が男湯と女湯に分かれている。道からすぐの入り口で、こんな風にしつらえられているのは、世界的に見ても稀有なつくりかもと思う。
 広島は大人430円。僕の地元よりも10円高い。脱衣場には常連さんが置きっぱなしにしている洗面具の棚がある。こういう地域密着の銭湯は無条件に好き。浴場は、銭湯というより青少年自然の家とか交流の家とかのお風呂のようにこじんまりしている。入り口脇に洗面器と椅子が積み重ねてある。湯船は浴場の真ん中にあるレイアウト。湯船は快適定員は実質2人の深湯と、快適定員実質1人の浅湯が続きの湯となっている。それがすべて。この選択肢の少なさは今どき珍しい。
 湯音は41度くらいで銭湯にしてはぬるめ。洗い場は湯船の両サイドにあり、それぞれカランが5個と11個に振り分けられている。11個のカランのうちシャワーを備えているのは7個。先客は1人。その後に2人。湯船には実質一人ずつ入ることが暗黙の了解事項であることは明らかだ。というか、たぶん常時浴場には3〜4人しかいないのに、わざわざ3人が一気に湯に浸かるのはあまりにも常識知らずと言わざるを得ないだう。 
 設備的には物足りなさはあったが、身体はあったまったので満足。しかし、地元の銭湯力の高さをあらためて思い知らされた。

 ホテルのまわりはほぼ何も無い。コンビニでご当地カップ酒とつまみを買って部屋に戻る。コールスローサラダの中になにやら紙のようなものが入っていたがまあよしとしよう。これを通報したら全品回収になるのかな。あんまり興味はないけれど。