コロナ禍にあって今年度一度も行えなかった県主催の新規採用者研修。一年のふりかえりくらいはやろうということになり、オンラインですることになった。
ちょうど2カ年にわたって研究してきた「ふりかえり自己評価兵私幼モデル」が完成したこともあって、その内容をレクチャーすることも兼ねて、早速新任に兵私幼モデルを体験してもらった。
95人一人一人のふりかえりをすべて読み、代表的なものをピックアップしてひとつずつにフィードバックしていった。
県教育課の担当者から「先生からの励ましの言葉により救われた方もたくさんいらっしゃることでしょう」「先生から研修生への言葉に胸を打たれることが多々ありました」と、研究委員からも「学び多い研修だった」と好評を得ることができてひと安心。ずいぶん時間をかけて練って、一生懸命させていただいた甲斐があった。
夜は娘の20歳の誕生日祝い。
摂津本山の「生粋」へ。あても鮨も、ひとくち食べるたびに唸ってしまうおいしさ。途中からシャリも小さくしてもらったが、それでも腹一杯で苦しくなる。どの魚にも一手間施されていて味がさらに濃密になっている感じがする。赤酢がちょっとくどいほど効いたシャリは柔らかめ。僕はもう少し硬めのほうが好み。大将の包丁さばきや手の動きは見ていて飽きない。そしてなによりも供される器が僕好み。まな板の上だけで用いる無骨な土皿も素敵。鮨屋は鮨そのものの味はもちろんだが、設えもとても気になるので、その点のポイントは高い。ただし、トイレはあまり気にかけていない様子。飲み物は、生中、宝剣、麦水割り。この流れが、鮨の定番。
じぶんの20歳の誕生日のことは憶えていないが、今日の日は記憶に残るだろうな。