RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

4月22日(月)レースウイーク。

いよいよUTMFまでカウントダウン。
三河以降、ほとんど走れていないが、疲労を溜めるよりはまだいい。

朝イチにUTMF初参加の知り合いからメッセージが届く。あろうことか、昨日の最後のトレイル練習で足をひねり、歩けないほどの故障を負ったと。レース前に、最もやってはいけないことをしてしまう。ある意味、これが初100マイルの洗礼といえるかもしれない。初めてで不安がある。走り足りないので最後に刺激を入れておきたい。それは、とてもとてもよくわかる心境だ。しかしそこに落とし穴は待っている。万全の準備ができることなど、そもそもあり得ない。非現実的な理想を追い求めるよりも、現状を受け入れて観念する。そしてとにかく、スタートラインに立つことを優先する。スタートしないことには何も起こらないのだから。
心からそう思えるには、こうして失敗してから、となることもまったく珍しくない。トレイル100マイルという、とてつもないレースは、スタート前からもうすでに始まっていることを、初心者のときはわからない。それも含めてのウルトラトレイルであり、多くのトレイルランナーが目標と定めるUTMFであり、UTMB®である。

午前中「かぞく懇談」、給食を食べて、ナーサリーねらいミーティング。給与計算を慎重にして(なんとか窮地を脱するための策も、ねらった場所に着地させることができた)、ようやく心の引っ掛かりがとれる。いちばん気になっていた課題をまずは乗り越えることができたので、これでレースに集中できるというものだ。

夜はにしおかで最後のメンテナンス。いつも以上に入念にマッサージをしてもらい、電気治療も慎重にしてもらった。疲労はこれでほぼ抜ける。あとは胃の課題に、どう対処するかだ。

駅のスーパーで補給食に使うナッツなどを買い込み帰宅。夕食は、もつカレー缶、チーズ、納豆、薄切りバゲット、野菜サラダ。赤ワインは2杯にとどめておく。