RUN for UTMB®︎あるいは僕の、走ることについて語るときに僕の語ること。

2018年UTMB®リタイアからはじまる50代トレイルランナーの挑戦記。

1月18日(金)香港へ。

 眠っている間に咳き込みが多くなる。4時45分起床。黄洟は若干残る。バスターミナルに行くと、切符売り場を開ける担当者がまだ来ていないという。常連客が「またか」と呆れている。とうとう出発時刻になっても担当者は来ず、次の停留所で切符を買ってほしいと運転手からアナウンスがあり乗り込む。運転手が申し訳ないと何度も謝るが、運転手にはまったく落ち度は無いわけで、同情する。それにしても、何度もこんなことがあるなんて、日本では珍しい事ではないだろうか。ある意味、この町らしいエピソードかもしれない。見送りに来た家人に車窓から手を振り出発。駅前のデジタル温度計は5℃と表示していた。

 関空に7時20分着。今回はターミナル1。アジア便が発着するターミナルらしい。スムーズに荷物を預けられ、両替をして(香港$3,000を割引ありで、香港$=15.62円)、スタバで休憩。僕はチキンラップとラテ。お花はホワイトモカ。彼女いわくスタバのメニューのなかで一番甘いらしい。

 出発ゲートを出たドラッグストアでお花は酔い止めを、僕は入眠剤を購入。時差一時間なのですんなり眠れると思うが、興奮して眠れない(いつもそうだ)可能性も大いにあるので保険として。キャセイパシフィック航空CX597便は定刻より10分早く9時15分に離陸に向けて動き出した。

 離陸後すぐに食事がでる。10時すぎなのでとっても中途半端。二人ともよく聞き取れないメニューだったが、適当に決めたら鶏のお粥だった。あまり食べたことのない味でおいしかった。4時間ほどのフライトの間CAはちょっとそっけなく、機内では終始たまっていたブログを書く。

 予定時刻に香港国際空港着。気温は18度。わが町との温度差は13度。ツアーコーディネーターのKさんをみつけて新年のあいさつ。案内を聞き、交通パスを購入し、集合時間までに昼食。並んでない、でも混んでいる『太興』にする。僕は海鮮チャーハン、お花は焼きそば。それぞれにセットのコーヒーが付いた。あとで知ったが、この店の売りはローストした鶏肉や豚肉を乗せたごはんだった。まわりで食べている人が多かったが、量が多く注文していたら食べきれなかっただろうな。

 セットで出されたコーヒーがミルクと砂糖入りで、なんだか普通のコーヒーの味ではない。何かの香辛料でも入っているのだろうか。でも普通のコーヒーではないおいしさがあるのだ。不思議な味。初っぱなかな香港の味に魅了されてしまったようだ。

 続々と選手たちが集まってきてチャーターバスでホテルへ移動。50分ほどの時間、曇り空で靄のかかったような空気の中に透けて見える遠くの高層ビルを眺め続ける。それにしても山が近い。そして、山ばかりと言っても過言ではないロケーションをあらためて知った。

 ホテルにチェックインし、明日の朝ご飯を買いに付近を散策する。ホテルが位置する「沙田 Sha Tin」は、いわゆる香港の中心街からバスで30分ほど離れていて、ホテルのまわりには観光客向けの店はほぼ無く、高層住宅が立ち並ぶ一角だ。ホテルの前は小学校らしい。まわりに名所旧跡があるわけでもなさそうだし、この場所に不釣り合いなグランドホテルである。

 僕たちは結局セブンイレブンでサンドイッチと牛乳を買い、ホテルのカフェでサラダとキッシュとフルーツカップを買う。

 ツアー参加者全員で、コーディネーターKさんからブリーフィングを受け、ゲストランナーのIさんからコース攻略法を聞く。明日は暑くなりそうだと聞き、スタート時のウエアは、Tシャツの下はノースリーブのファーストレイヤーにすることを決めた。明朝はロビーに5時45分集合。バスに乗ってスタート地点に向かうとのこと。

 部屋に帰り、買った物で食事を済ませてシャワーを浴びてベッドに入ったのは9時30分。やはりすぐに眠れそうになかったので睡眠改善薬を飲む。これが効いて22時には意識が落ちた。

 ところが夢を見て午前1時に目覚める。そこからまた眠れなくなって、うとうとしながら起床時刻の4時になった。やれやれ。

 

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