レースデイ。宿のフロントに午前4時半に集合。午前6時スタートのため、午前3時前アラームが鳴る前に起床する。目覚めは良好。窓の外から海鳴りが聞こえる。風がやや強いのは海沿いのせいか。
昨日買っておいた朝食ー白米、鶏肝煮、マカロニサラダーをまず食べる。『ONIBUS COFFEE』と『里山十帖』のドリップバッグでコーヒーを淹れクリーンカンティーン・ボトルに投入。『大内山牛乳』を足してカフェオレをつくり少し飲む。残りはレース後のお楽しみだ。
ウエア装備は暑くなることも想定した。トップスは、FRスキンメッシュのLSにUTMB®2018Tシャツ、ボトムはFRスキンメッシュのインナーにTetonBrosのショーツ。compressportUTMB®2018モデルのカーフサポーター、靴下はDrymaxのMax-protection、右脚のみGON-TEX膝貼っ足、シューズはALTRA OLYNPUS 2.5 。
すべての準備を済ませ、Nbちゃんの運転で出発。レース会場までは車で40分ほどだ。気温は5度。寒さはそれほど気にならない。
会場に着き、トイレを済ませて荷物を預ける。やや寒さを感じたのでMONTURAのレインアノラックを着込む。皆で記念撮影をして、いよいよスタート。
午前6時、まだ夜明けの気配すらない真っ暗闇の朝に約300人のランナーが50km先のゴールを目指して走り出す。正確に言うと、ここから50km走ってここに戻ってくるということだ。
スタート時は、家人がS.H.M.W.で買って贈ってくれたMONTURAのミトンを手にはめる。軽さと保温性が両立した末端冷え性にはありがたいアイテム。
ロードからトレイルに入り6時半頃にはヘッデンは不要になるほど明るくなる。調子はすこぶる良い。しかしUTMB®の反省と、年明けのbibramHK100のために、今日は100kmレースのつもりで走ることにする。「前を追わず、後ろから逃げず」をコンセプトに、常に100kmを完走するペースを意識して走る。
20km手前でSsに後ろから追いつかれる。Ssは練習不足で調子が悪くペースを上げられないという。普通の調子なら2時間は離されるのに、しばらく一緒に走ることになった。レースで同じチームメンバーとこうしてランデブーランができるのは、ソロが好きなじぶんでも案外いいものだと思えた時間帯だった。
30km手前でSsと別れ、再びひとりになる。コース上最大の難関である一族山は、僕にとっては登りよりも下りが難しく、右膝靭帯をやや傷める。大事に至らないように慎重に走り、最後の熊野古道「通り峠」もペースを上げず、舗装路におりてからは一定のペースで走り、予定どおり余力を残してフィニッシュ。Dksgにゴール写真を撮ってもらい、先にフィニッシュしたSsと惜しくも30kmで関門ストップとなったMkに出迎えられる。
レース前2週間は思うような練習をこなせなかったが、なんとかイメージどおりのレースはできた。前回よりもタイム、順位ともに下がった。しかしレース運びは満足のいくものであり、結果を出せてほっとした。